星合さんが卒業されるという報道が既に流れました。
聞き手は3年交代だったのですが、前任の長島さんが4年、星合さんは5年も務めました。
もうすっかりNHK杯囲碁トーナメントと言えば星合さんという感じです。
後任は囲碁フォーカスで人気の安田明夏さん(関西総本部)だそうです。なるほどという人事異動です。
今年一年は非常に解説者の選任が良かったと個人的には思いました。
昨年の今頃に出したリクエストの内、片岡先生、鈴木歩先生、首藤先生が実現され、個人的には大いに満足でした。
三回戦あたりから良い解説者をずらりと並べてきて、準決勝に羽根、河野臨と並べたのは大いに評価できます。決勝は誰かと思いましたが山下先生でした。井山王座がベスト4まで勝ち残ってしまったので頼めませんから、後は石田先生か、張栩九段かと思っていましたが、斬新な布石で対局者として人気の高い山下九段を持ってきました。なるほど。
来季に向けてのリクエストとしては、今年も実現しなかった今村俊哉先生と、美声の清成先生の復活を期待します。鈴木歩先生も是非来季も。
あとは八段解説者5人衆(林漢傑、首藤瞬、孫喆、平田智也、鈴木伸二)は、頼まなくても出て来そう。ここらへんが一番、脂が乗り切っていると思います。
懸案は名古屋の解説者育成でしょうか。名古屋勢力が勝ち上がることが多くなり名古屋対局が増えていることもあって、名古屋解説者は不足気味と感じます。
羽根先生、山城先生は鉄板として、彦坂九段、中野九段の復帰、六浦八段、大竹七段あたりの成長を期待する所です。これに、志田、伊田を加えれば8人になりますから、一応、廻るのではないかと思います。