9月のNHK杯囲碁トーナメント

すっかり遅れてしまいました。


4日は、林漢傑対羽根直樹、2回戦の白眉でもあり、解説上手の二人の直接対決でした。この解説がヴェテランの山城先生。羽根先生が上座で名古屋だったのですね。
山城先生の解説は安定していますが、それ以上に驚いたのはヴェテランの山城先生の予想手がAIの候補手との合致率が非常に高かったことです。今でも最前線で勉強されているのだなと感心しました。漢傑先生が3回戦へと進みました。

11日は許十段と蘇陽国戦。解説は帳豊猶八段。今となっては許十段の方がはっきりと強いかなという感じがしました。

18日は村川先生と河野臨九段。解説は当方のリクエストに応えて(?)清成先生でした。
冒頭に「えらい時代になりましたなぁ」と語る清成先生の感慨に大いに同意しました。「対局と言う点では、一人一人が意思決定して交互に打ち進めるということは本質的に変わらないんでしょうが、勉強の仕方は様変わりしましたね」とのこと。なるほど。

25日は富士田七段対小池七段の同門対決。解説は孔令文七段でした。星合さんとは緑星会の先輩後輩で和気藹々とされていました。対局が同門対決なので解説陣も同門にしたのでしょう。ただ、年齢関係が大きく異なっている(解説の二人は16才差)ので富士田さんと小池さんの関係を語るにはちょっと無理があったでしょうか。