1,2月のNHK杯囲碁トーナメント

 いつの間にか2月が終わってしまいました。

 1月最初の解説は大橋拓文7段。落ち着いた聞きやすい解説でした。

 1月2局目に囲碁界の北の富士さんに当る石田名誉本因坊が登場。え、そうしたら今期の決勝戦の解説は誰が? 答えは後程。

 3局目は高梨先生。安全牌です。

 4局目に内田修平8段。あまりお見かけしない方ですが、星合さんの突っ込みには常に的確に対応していましたが、ご自分から話される場面がなく物足りなく感じました。

 2月になって、今年も登場した大西君。内田8段以上に星合さんへのリアクション主体になってしまって、これだったら星合さんが直接解説すれば良いのにと思ったのは昨年同様です。ちょっと、この人選はNHKさんに考え直してほしい。

 許-高尾戦には、山下先生が登場。高尾先生の碁だからということなのでしょう。山下先生も、「最近、若い人に勝てなくなってきてからは、同世代、頑張れと思うようになってきました」と言われるのは正直な感想なのでしょう。応援の甲斐なく高尾9段は破れてしまいました。

 関-安斎戦には、平田智也君(今期2回目)。そうか、もう8段なのですね。実力的にも解説力的にも実力者になったものだと思います。

 一力-本木戦には、河野9段が登場。河野先生は解説になると非常に良くしゃべってくれて、意外なほどに明解度の高い解説です。昨年も同じことを書きましたが、来年も大事な一局に是非でてきて欲しいです。

 で、3月分の予告が出ましたが、準決勝は銘琬先生(今期2回目)と羽根直樹9段。

 そして、決勝には今季2回戦でいきなり負けてしまった井山本因坊です。そうか、この人が居ましたか。近年、対局に忙しくて解説には出てきていなかったので死角に入ってしまいました。