千葉会:バーニングブルーS2を対戦プレイする

13時半にはシナリオ1が終了したので、続いてシナリオ2をプレイすることにした。シナリオは全部で5つだが、別に難易度準ではない。歴史的な時期順に並んでいる。シナリオ2の頃が空襲全盛期で、一番登場ユニット数が多くなる。
多分、18時半くらいには終ったので、この一番にぎやかなシナリオでも5時間くらいでコンプリートできると言うことがわかった。思っていたよりもプレイアビリティの高いゲームだと思う。
シナリオ2では、ルフトヴァッフェは空襲チットを3枚まで引くことができる。したがって、空襲部隊が3個くらい登場すると想定される。そして、ダミーユニットを3個まで使えるので、ダミースタックが2〜3個飛んでいると想定される。今回は、大きな空襲部隊を引いたので、護衛機を分離してフライエヤークト(RAFの戦闘機を撃退する任務の戦闘機編隊)を1個設定した。合計で6スタック。
対するRAFはシナリオの迎撃限界の8スタック。合計、14スタックが英本土上空決戦を戦うこととなった。

このゲームの醍醐味は此処にあり

ルフトヴァッフェは、先ずフライエヤークトとダミーを先に飛行させ、時間差で空襲部隊を飛ばす作戦を採った。先に敵の戦闘機を離陸させ、可能なら空戦させて弾薬消費状態にしてしまい、それから空襲部隊が戦場に辿り着こうという作戦である。
こうした空襲の時間的な厚みを考えられるのは、登場スタックが少なすぎるシナリオ1にはなかったことで、これがあってこそ本ゲームの醍醐味だと感じた。
ただし、昨日も書いた通り、ルフトヴァッフェは空襲の規模に関わらず全部をセットアップ時にプロットするので、シナリオが大きくなると準備作業量が急激に増大して大変‥(^_^;

戦果の程は‥

率直に言って、かなり大きなフライエヤークトを組んだのだが、たいした戦果も挙げられずに緊急帰還の結果となってしまった。実際にプレイしてわかったのだが、戦闘機は一度戦闘すると弾薬消費状態になる。戦闘に参加するごとに、終了後に結集チェックをするのだが、弾薬消費状態だとかなりの確率で緊急帰還してしまうのだ。次回プレイする時には、この辺りを頭に入れて計画を立てなければと思った。
その後で空襲部隊が飛行して行ったのだが、空襲部隊へのRAFの攻撃では要撃チェックをする。これはかなりの確率で成功する。問題は、その後のルフトヴァッフェの護衛機のリアクションチェックだ。これが成功すると、RAFの要撃はキャンセルされ、護衛機対RAFの戦闘のみが解決され、爆撃機はスルーできるようになる。このリアクションチェックの成否が実際のプレイ上は大問題だと言うことがわかってきた。したがって、リアクションチェックで有利な修整が得られるような編成が重要だということになる。
これもプレイしてみて判ったのだが、戦闘機としての戦力は109の方が110よりずっと高い。ところが、シナリオ2の時期では、109は高高度護衛(爆撃機より高い高度で護衛する)にしか付けず、近接護衛(爆撃機と同じ高度で一緒に飛行する)ができないシナリオルールがある。結果として、110だけが近接護衛に付くのだが、近接護衛しているとリアクションしやすい修整が付く(当たり前なのだが)ので、実は戦闘機としては弱い110の方が確実にリアクションして爆撃機に対する攻撃をキャンセルしやすいと言うことがわかってきた。もちろん戦力が低いのでRAFを実際に撃墜するのであれば109が勝るのだが、実はこのゲームの勝利得点のほとんどは爆撃戦果から得られるので、爆撃機を目的地まで無傷で飛ばすことの方が多少のRAFを撃墜するより重要である。
したがって、結論としてはシナリオ2においては、109より110の護衛機の方が有用だと言う実感となった。
そうかぁ、そうだったのかぁ‥(^o^)

結果の程は?

ルフトヴァッフェの爆撃は、まず西部のミドルワロップ飛行場へJu87の3個ユニットが急降下爆撃に成功した。急降下爆撃は、戦果にボーナスが付く有力な攻撃方法だが、高高度から低高度へ降下するので敵の全ての対空砲の射撃を受けるし、爆撃後に戦闘機に襲われると脆弱である。
しかし、今回は幸いにして露払いのフライエヤークトが、自分も帰還したが相手の迎撃機もかなり帰還させたので、あまり迎撃されずに爆撃に成功した。その結果、合計45VPを叩き出した。
しかし、もらった爆撃部隊の規模が大きかったので、勝利得点目標が68VPと高く、これでも不十分だった。
第2派の爆撃部隊は東部のドーヴァーレーダー基地へと向った。此処には上空直衛が待っており、迎撃を受けてしまったため、結果、ドルニエによる決死の急降下爆撃(ドルニエは艦船と基地目標にしか急降下できない)は、19VPに留まってしまった。結果、爆撃の合計は64VP。
これに両軍の戦闘中の撃墜を加味して、ルフトヴァッフェの被撃墜8、RAFの被撃墜10で、合計−2VPとなり、総合計は62VP。勝利目標に6点届かず引分けの結果となった。