SGC例会:リベルテを対戦プレイ

bqsfgame2005-09-12

この日のメインディッシュとして持参した「リベルテ」を予定通りにプレイすることができた。ワラスのフランス革命のゲームだが、特殊なテキストなどを持たないゲームとしては複雑な部類。多少、ルールの記述が整然としていないこともあって、説明も少しだるくなってしまったかも知れない。次回に向けては、進行と特殊カードとタイル配置の制約くらいをまとめた簡単なプレイエイドがあった方が良いかも知れない。
ゲームは、王党派と急進派が最初に激突してしまい、ロベスピエールとダントンが1ターン目で姿を消す展開に。王党派の大物も国外へ移民してしまう。結果として穏健派が第2ターンは地滑り的に圧勝。第3ターンも勢力を残して勝利した。しかし、急進派による革命の動きは遅れることはあっても止めることはできず、第4ターン開始時になんとなく紅い資産が盤上に散らばっているなと思ったら、あっという間に革命一色に。相次ぐテロや、粛清が、急進派にかなり向けられたにも関わらず最後は急進派が勝利した。
結果として、わたし自身は第一ターンは王党派を支援して上手く滑り出し、2ターン目も穏健派でポイントを稼いだ。しかし、第3ターン目では楽勝と思った穏健派が最後のタイブレークにきわどく勝たねばならないところまで追い込まれて人物を消耗し、第4ターンは紅い資産を盤上に散らばせたピンクプレイヤーの勢いに穏健派政府によるパージで抵抗し、さらに同士討ちのテロまでけしかけたのに1点差で追いつけなかった。
プレイした感想としては、
●とっつきが悪い、ルール説明を聞いても面白みがわからない、何をしていいかわからない
●わかってきたときにはゲームはもう終盤、盤上タイルや人物で差が付いていると逆転の余地はない
●結果として「これは実は面白い、次にやるときには!」という「もう一度やりたいゲー」か?
特殊ルールがある訳でもなく、得点方式と二段階式のデックくらいの仕組でいながら、穏健派の時代から急進派の革命で血が流れる時代を経て反革命の反動へと言う流れが自然にできるようになっている。なるほど、フランス革命というのはこういう感じの流れだったのか‥と思わされた。史実に暗いのでシミュレーションとしてどの程度に妥当なのかわからないが、ストーリーのある展開が魅力的なのは間違いない。