スターリングラード強襲をソロプレイ

bqsfgame2006-06-10

ルールを見たところ正味3ページと言った所だったので思い切って一気にソロプレイしてみた。ゲームは手に入れた直後が最初の旬で、これを逃すと稼動しにくくなるので‥(^_^;
少しソロプレイしてから本誌の記事などを読んで見て、最初の印象をかなり修整した。前に書いた通り「アルンヘム強襲」システムは、あまり好きではなかった。しかし、これは十分に面白いと思った。この作品の良いところを書くと、なぜ以前は好きでなかったのかも見えてくる。
1)ユニット数やマップの規模が適当な水準
2)カードが適度なガジェットになっている
3)本誌記事で作戦指針、ルールの運用指針が適度に説明されている
1の要素については、全ユニットが移動/戦闘するゲームに比べ、シーケンシャルにユニットが交互移動するゲームは、どうしてもプレイタイムが長いという問題がある。このため、ユニット数が多くエリア数も多いと、どうしてもプレイアビリティが低くなってしまう。
2の要素については、ユニット単位で動く駆け引きの中に、カードという相手には見えない不確定な要素があるのは良いことだと思った。完全情報的になってしまうと、どうしても煮詰まってしまい、また個別ゲームへの熟練度が物を言ってしまう。
3の要素は、上述の個別ゲームへの熟練度が物を言ってしまうという部分の緩和にもなっており、一つのゲームを何度もプレイして研究するような時間もない身にとってはありがたい。独創性が高く、独特の感覚が要るゲームシステムなので、これがないと既にアルンヘム強襲システムに熟練した人とハンディ戦のようになってしまう。