戦略目標と水上戦力の影響

陸戦兵力と同様に水上戦力もカードとして手札から東部/西部のいずれかの戦線に配置される。このゲームは個人的に見た範囲の南北戦争のキャンペーンゲームの中でもっとも水上戦力が重要なゲームだと思う。東部戦線に配置した水上戦力の存在は海上封鎖に影響し南部の補充を厳しく制約する。また、海岸上陸作戦の実施を可能にし、また上陸作戦でなくとも海岸都市を攻撃するときには常に兵力として加算される。
西部戦線の水上戦力も同様にミシシッピの河川沿いの戦闘で常に加算される。
戦略目標としてミシシッピ川の制圧や海上封鎖などが規定されているため、こうした水上戦力を利用した河川や海岸沿いの作戦行動は非常に重要になっている。北軍アナコンダプランが、効き目は遅かったが最終的な北軍の勝利にとって重要だったと言うのは現在では一定の共通認識になっているようだが、このゲームはその点を特に強く主張しているように思う。
画像は箱を開けると中から出てくるQEDの箱2セット。