ディースント世界のパラダイムシフト

ところが、ディースントジャーニーインザダークでは、事情が全く逆なのである。
ヒーローたちが利用できるリソースは、クエストで指定された数のチェスト、コインパイル、グリフなどから得られるマネー、トレジャー、コンケストトークンなどである。これらは、早目の展開でも遅目の展開でも総量が変わらない。
逆に相手のオーバーロードの利用できるリソースは、毎ターン入手するスレットトークンと、オーバーロードカードである。これはターン毎に与えられるので、遅目の展開になればなるほど大量に手に入るようになる。
したがって、ディースントでは、
早目の展開→オーバーロードのリソース不足→モンスター数減少、トラップ減少→相対的に楽になる
遅目の展開→オーバーロードのリソース十分→モンスター数増加、トラップ凶悪化→相対的に苦しくなる
さらに言えば
苦しくなる→さらに展開が遅くなる→さらに苦しくなる
という悪循環があり、ディースントでは遅い展開は非常に悪い結果を招く。
この認識に立ってプレイすると、体力回復や買物で1ターンを余計にオーバーロードに与えるなら、1ターンでオーバーロードが手に入れるリソースに見合うだけのメリットがあるかをきちんと考える必要があるということになる。このことが初見だと認識されていないので、ヒーローたちは遅目の展開に入って自らの首を絞めてしまうのだろう。