ネタバレ注意:ディースントジャーニーインザダーク

bqsfgame2007-03-28

某誌の原稿を書くのに、「ディースントジャーニーインザダーク」のクエスト集を最後まで眺めてみた。
実際にプレイして最後まで行くことは、個人的にはとても不可能に思えてきたので、ともかくも読んで全体像を把握してみたかったのだ。以下、ネタバレ注意。
●1:闇の中へ〜2:ダーノグ兄弟
ルーンバウンドの世界観の中では、ドラゴンと巨人が悪役の双璧らしい。ディースントの最初のクエストで登場するのは、巨人のナルザク。それほど強いという訳でもないのだが、最初のクエストにはゴールドトレジャーが1個しかなく、しかも最後の間にある。このため、ヒーロー側が適当な武器を適当なヒーローにすぐ渡して活用できるようでないと、意外とこの最初のボスに敗北してしまう可能性があるのが不親切だと思う。
ダーノグ兄弟は、ナルザクの二人の兄が相次いで登場するクエストで、すぐボスが登場し寸が短い。自分の心臓を隠してあるので、普通の方法では死なないとうトリックが用いられており、ヒーローたちは気付いて適切に行動する必要がある。ただ、ヒントはたっぷりと出るので、きちんと理解して行動すれば実は1より易しいかも。
●3:生と死の問題
ナーガの一族が棲む洞穴への冒険。ここでは2に続いてトリックが仕掛けられている。2よりヒントは少ないが、2を解いた面々であれば想像が付くということだろうか。ただ、ソロプレイした印象としては、謎解きへ行くより手前の難易度が結構、高い気がする。
●4:スポイルドブラット〜5:最後の望み
ドラゴン登場。4は王女様がドラゴンに攫われたという設定で、王女様コマの争奪をめぐるボーナス・ペナルティがあるのが新機軸。実際にプレイしていないので、ドラゴンがどの程度のものなのかがわからない。
5もドラゴンものだが、今度のドラゴンは単なる獣でなく魔法の手管を使う。長命の古代の生物であるドラゴンが魔法を能くするという設定は結構あるし、ディスクウォーズの時代からFFGのドラゴンはかなりの魔法使いである。最後の間で待つドラゴンは、このゲームのヒーローに甘めのゲームシステムを無効にする恐ろしい魔法の罠でヒーローたちを待ち構えている。プレイヤーによっては、「えー! 聞いてないよ!」と叫ぶかも知れない‥(^_^;
●6:永劫の守護者〜7:黒の刃
ディースントに用意されている伝説の3つの秘宝が一つまた一つ登場してくる。
最初は光の剣。この剣でなければ倒せない悪魔がダンジョンの奥に待っている。このダンジョンは左右に分断されていて、光の剣のある側を通って悪魔に遭遇すれば良いのだが、そうでない場合にはカラクリを解いて横断する必要があるようになっている。その前に悪魔に遭遇してしまうと、破局してしまうことになる。もしかすると初見で解くのはかなり難しいかも知れない。
黒の刃は持ち主の魂を蝕む魔剣ソウルバイターが登場。この剣でなければ倒せない悪魔が‥。
このクエストでは悪魔はもちろん倒さねばならないが、ソウルバイターに蝕まれてしまわないように決着を付けねばならない。ファンタジーの王道を行くエンディングが要求される。もちろんヒントはある。
●8:罠の待つ廃墟〜9:古き友人
最後の伝説の秘宝は、この世でもっとも危険な禁断のルーン「死の接触」である。このルーンを身にまとったものが触れるものは全て命を失うと言う。このあまりに危険なルーンは、永らく保管されてきたのだが、ついに破壊する方法が見つかったので保管場所から回収してきて破壊しなくてはならない‥という任務から始まる。
8番目のクエストで無事に回収してくると意外な結末がヒーローたちを待っており、それは最後のクエストへと繋がっていく。最後のクエストのタイトルが「古き友人」であることから、察しの良い方はどういうストーリーラインか想像が付いてしまうかも知れない。かくて、3つの伝説の秘宝を巡るディースントジャーニーはクライマックスを迎えることになる。
全てをクリアしたーヒーローたちは拡張キット「闇の井戸」までの間、しばしの平和を得ることになる‥(^_^;