ダンジョンツイスターの感想

bqsfgame2007-05-12

率直なところを言って、このゲームが発売された時、「ダンジョン‥」というから、また「デスメイズ」の系列の新機軸か‥と思っていた。「ディースント」を懸案として抱えていたこともあって食指が伸びないまま月日が過ぎてしまった。ところが、結構、拡張がいくつも出たので、「おや、これは結構、面白いのかな?」と気にもなっていた。
ところが、今回ついにプレイしてみたら、「全然、迷宮冒険ものとは言えないテイストじゃん」というのが率直な感想。2チームで、互いに相手側のエンドラインへの突破を目指す、まるでアメリカンフットボールのようなスポーティーなプレイ感覚なのだ‥(^_^; 「ブラッドボール」や「バトルボール」に近い。
もう一つ意外なのは、最初のマップの配置以外にはランダム要素がない。最初のトークン配置以外には相手に見えない不完全情報がない。したがって、マップが全て開いた時点からは二人対戦ゼロサム完全情報ゲーム。いわゆるガチガチ‥(^_^;
そのガチガチの中にファンタジー迷宮ものの様々なガジェットを盛り込んである訳で、少なくともソロプレイでは初心者ルールで十分だと思った。
昨日も書いたが長考して読みきることが理論上は可能なので、チェスクロックでも使わないと読みの深い人同士だと囲碁将棋並みの深読み長時間ゲームになってしまうだろう‥(^_^;
なるほど、これでは日本では流通しなかった魔法拡張「ファイア&ウォーター」は、まともに導入するとプレイ不能になるというBGGのコメントは良く分かる‥(^_^;