有志新年ゲーム会:リベルテを対戦プレイ

bqsfgame2008-01-08

日記を振り返ってみたら2005年9月に対戦したのが前回。面白かったのでプレイエイドまで作りながら結局、再戦は2年4ヶ月後となってしまった‥(^_^;
今回は5人プレイ。結論を言えば前回を上回る面白さで、さらに評価がアップした。
どこがそんなに素晴らしかったのか?
★わずか4ターンの中で波乱のストーリー性のある展開が実現されている
★説明を聞いただけではわかりにくい全てのサブメカニクスが実際のプレイで重要な役割を果たす
★上記の結果としてユーロゲーム的な見せ掛けの中に歴史的なテイストが溢れており下手なヒストリカルシミュレーションゲームより魅惑的である
ほとんど絶賛に近くなってしまったが、実際、今回のプレイはそのくらい面白かった。
ただし、プレイ中はいろいろとルールの間違いが見つかり、あちこち頓挫しながらプレイしていた。このゲームは日本語訳が公開されているのだが、かなり気になる誤解を生む表現があるので指摘しておきたい。
1:タイブレーカーに使われたカードは、タイブレークの結果に関わらず使い捨てられる
2:戦闘の結果の勝利得点はバトルボックスに入れた自分のマーカー数ではなく、ターン記録欄のバトル欄に記載された数値である。
上記のいずれもそもそも原文が誤解を生みやすい英語で書いてあるので、まぁ仕方がないかという範囲だが、実際のプレイに与える影響は両方とも非常に大きい。1については、タイブレークに入る前提としてタイル数が引き分けになった場合という表現と、タイブレークの結果としてカード同士が引き分けになった場合の、どちらの引き分けの場合を指すのか英文自体が多少不親切な気がする。
2については、戦闘のためのマーカーを置くマスをバトルボックスという名前にしておきながら、ターン記録欄の下部の戦闘欄のところも同じバトルボックスという単語で呼ぶ英文が大幅に不親切な気がする。その意味では翻訳の責任と言うよりは原文側の責任が大きい気がするし、英文ルールを読んでプレイする英語圏ゲーマーでも間違える人がいるのではないだろうか。このあたり、ワレスのデザイナーとしてのセンスは素晴らしいとして、ルール本文についてはルールエディターを付けるか、少なくともプルーフリーダーを付けて欲しい気がする。