有志新年ゲーム会:大聖堂を対戦プレイ

bqsfgame2008-01-07

都内某所にてSGC系有志で集まって新年ゲーム会。一部のメンバーは前日もガンダム系ウォーゲームを対戦していたらしい‥(^_^;
この日のオープニングゲームは大聖堂。
初めてという人がいるのでインストしたのだが、このゲームはサブメカニクスが多い割には非常に整然と説明しやすい。ボードの機能的なデザインが非常に優れているのだと思う。フェイズ3は特に手順が長いのだが、その全体像が見え、フェイズ2でアクションを指定していくときの選択もしやすくなっている。このあたりがユーロゲームの近年のゲームデザイン技術の進歩のなせる技という気がする。昨日のコメントと矛盾するが、新しいものはやはり進化している分だけ優れている‥という側面も一部にはあるのだと思う。コンポーネントは特にその色彩が強いと思う。
ゲームの方は中盤で彗星さんが礼拝堂に置くと+1VPという能力を確保、しかも2ターン連続して礼拝堂の二つのマスを占拠して5VPずつ荒稼ぎしてしまい中盤で既に壊れてしまった。残りの3人全員で結託して阻止しないといけないと主張したのだが、彗星さんの「いや妨害して一人を落とすより、自分が確実に点を取って3人相手にリードする方が重要」という主張の方が耳触りが良かったらしく協調が得られず独走を許してしまった。4ターン目の終了時点くらいで個人的にはもう追いつかないのが見えてしまい、5ターン目に金属を4個も持っていたプレイヤーが全て市場で売却するという逆転より2位を確実にする作戦に打って出た時点で決着が付いていた印象。最後は彗星さんがオルガン職人を金の力で抑えてダメを押していた‥(^_^;
少し複雑だが機能性の高いボードのお陰で初心者にもインストしやすく、全部で6ターンしかないので時間的拘束も長すぎず、また誰もがなんらかのアクションを実行してそれなりには点が取れるので弱者も点がそこそこは伸びていくので、非常に広い層とプレイできる。少し中級向けにレベルアップしそうな人にユーロゲームの魅力を見せるために良いゲームではないかと思った。
また、最後の最後まで逆転の綾があるように、最後に希少資源である金属を利用した高得点機会と、現金を一気に得点化する機会が設けられているのも秀逸だと思った。このタイプの拡大再生産的な開発ゲームでは逆転が生まれにくいというのが多くのゲームで見受けられる難点だからである。
是非ともこのゲームでなければと思わせる部分がないので次のプレイ機会がいつになるかは分らないが、消去法でプレイできるゲームを消してセレクトしなくてはならないときには候補から消えない八方美人なゲームのような気がするのでまたどこかでプレイすることになるかも知れない。