ショートゲームレビュー:ボマーズオーバーダサルファリバ

bqsfgame2008-02-12

「硫黄川爆撃隊」は、ゲームズワークショップウォーハンマー40K世界の爆撃任務を扱った独立ゲーム。実際に使うのはエピック40Kのフィギュアではないかと思う。
スペースオークのファイタボマの爆撃隊が硫黄川に沿って侵入し、川に掛かる重要な二本の橋を爆撃して破壊すると言うゲーム。ソロプレイで遊ぶことができ、インペリアル側もプレイヤーが持って対戦することもできる。
入っているのは4機のファイタボマと、インペリアルサンダーボルト2機の合計6機。ルールはごくシンプルでダイスを2個振り、それを任意の二機に割り当てて速度としてスゴロクの要領で進んでいく。インペリアル側の防衛網は盤上に裏向きに配置されたトークンで表されている。表にしてみると、対空砲だった場合には対空砲側がサイコロを振り、ファイタボマの速度以上を出すと命中が得られる。逆に硫黄ガスに隠れた断崖だったりすることもあり、その場合はファイタボマがダイスを振り、速度以上を出さないと回避できず激突してしまう。トークンの中にはサンダーボルト迎撃機も隠れており、これが出てくるとファイタボマと同じ要領で飛び回り同じマスに入ったファイタボマとドッグファイトを行うようになる。
任務は単純で爆撃により橋を1個破壊すればオークの勝利。第一波で任務が失敗すると第二波を送り込めるが、その場合には勝利条件が引き上がって橋を2個とも破壊する必要がある。
肩の凝らない気楽な爆撃任務ゲーム。それでもフィギュアを使ってプレイすると、「キーン」という急降下音や「バリバリバリ」という機銃の迎撃音、「ボマッ」という爆撃音など賑やかに楽しくプレイできる。幕間に遊ぶには悪くない作品だと思う。フィギュアの都合で搬送性が悪いのが弱点だろうか。