一之江ゲーム会:南極未来戦争を対戦プレイ

bqsfgame2008-05-02

一之江ゲーム会で、Yさん、TSさんと3人でSPIの南極未来戦争をプレイしてきた。
シナリオは、米ソ+南米連合の段階的開戦シナリオ。
セットアップの大きな見落としがあり、一旦リセットが掛かったりした都合もあって、結局、まるまる2ターンしかプレイできなかった。しかし、実はそれでも十分すぎるほど満腹という感想の人が出るほどプレイはヘヴィーだった。いくつかポイントを挙げておこう。
1)三人シナリオは、二人シナリオより大幅にプレイ負荷が重い
2)三人シナリオに限らないが航空戦力は消耗が激しく、補充が来るのが購入してから2ターン後(南米のみ1ターン後)なので、消耗した状態でのプレイを余儀なくされる
3)アメリカと南米連合の基地の位置が交錯しており、この両勢力は最初から利害衝突もしくは大胆な調整を余儀なくされる
4)さまざまな兵力には得手不得手の三すくみ的な関係があり購入計画が非常に難しい。特に二人だと一人の相手の思惑だけ考えれば良いのが、三人だと二人の相手の思惑を考える必要がある
今回航空作戦の一部のフェイズを統合してしまったのだが、それでもプレイ負荷が重かった。三人でプレイすることを考えるのなら、シークエンスはもっと統合してしまった方が良いのかも知れない。また、補給消費についても兵種ごとに異なるのを計算するのは煩雑なので、統一してしまってユニット数を数えればサクッと出るようにしてしまい作業負荷を減らして、プレイヤーは作戦の意思決定に専念できる方が良いのではないかという気がした。同様に、ヴァンや輸送機まで輸送補給ポイントを計算するのは煩雑なので、基地単位の管理と、コンバットチーム、エアスコードロン単位の管理だけにしてヴァンのユニットなどなくしてしまった方がいいのではないかという気がしてきた。
デザインされた年代が年代なので、実際の事象に照らして精密に再現することに力点があり、ゲームプレイの醍醐味を生むかどうかに関係なくいろいろなサブシステムが設けられている。プレイの醍醐味に関係ない煩雑なだけの作業は削ってしまった方がいいのかも知れない。特に3人ゲームでは、これは必須のような気がした。
そこのところの整理ができてしまえば、本質的には部隊資源も補給問題も厳しい状況下での特殊な戦いの醍醐味は存分に感じさせてくれる良作なので、2人でプレイするか3人でプレイするかに関わらずまた遊びたい作品だと思う。