2020年の成果

さて、成果に移ります。

ランキングという訳ではありませんが、印象の強いものから順に書きます。

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■ナイトファイター

傑作。

夜間戦闘機の戦術進化をナレーティブに叙述する孤高の存在です。ウッドが「ダウンタウン」系列から離れて、別の新機軸でも才能を存分に発揮して見せてくれました。

空戦ゲーマーなら必見です。

また、空戦ゲームが、戦闘機同士の格闘戦に留まらないことを今回も示してくれています。

■レッドウィンター

トルヴァヤルビの戦いを描いた戦術的作戦級ゲーム。このスケールのゲームは非常に貴重なのですが、その中でも最高峰の作品と言って良いと思います。同じシステムの「ドーントレス作戦」はシチュエーション的に切れ味が鈍っていると聞きます。なかなか、このシステムが最適の戦場を見出すのは容易でないかも知れません。

個人的には、「マタニカウ」なんかどうかな‥と思いますが、アメリカはともかくヨーロッパでは売れないでしょうか?

ブリテンスタンヅアローン

とうとう帰ってきました。

四半世紀ぶりにプレイしてみると、往時の記憶が多分に美化されていたことに気付かざるを得ませんでした。それはそれとして、やはり英本土上陸作戦ならではの陸海空のハイブリッド作戦の醍醐味が此処にはあります。初めて第1ターンを越えることができたのですが、昔、第1ターンしかプレイできなかった戦友は誰とも今はコンタクトがなく、遠い歳月を越えたプレイになったことを痛感しました。

■アンタークティックフリート

やってきました南米最南端。

フリートシリーズにおいて、チリ対アルゼンチンという中小国(?)同士のプレイが、実はなかなかに味わい深いことを再確認しました。

いろいろな兵器、いろいろな戦術を絞り出しあってプレイし、非常に楽しい思い出となりました。

■タイガースインザミスト

まさかバルジゲームを成果として挙げることがあるとは11月末までは思いもしませんでした(苦笑)

今までプレイしてきたバルジゲームの中で、これが一番、バルジの本質に迫っているのではないかと言う気がしている今今です。

■アレシア

ちょっと弱い気もしましたが、古代戦ゲームがこれほど発売もプレイもされない時代にあっては、敢えて書かざるを得ません。大雑把だって良いじゃないか、だって古代戦なんだから!‥と声を大にして主張します(苦笑)

■ディスタントプレイン

軍閥は今年も勝てませんでした(笑)

とまれ、ショートシナリオを完全終了までプレイすることができ、本ゲームがちゃんと終わるマルチであることを再確認しました。

タリバーンが一歩抜けている気がします。次は今回勝利した政府でしょうか。

■フォーリングスカイ

末席ながら入れました。古代戦ゲームがこれほど‥。以下同文。

感想に書いた通りで、勝てる目途が立たない勢力がいるとなると、成果に入れるのは無理筋という気がしなくもありません。

既に初版と2版でルールに改定があるようで、もしかするとさらに改定されるかも知れません。