ビルママレー戦のグランドデザインとして

初見でもあり、上記の問題で時間を食ってしまったので4ターン(1年)だけのショートシナリオでやってみました。
4ターンしかないと、ビルマ攻略は難しいかと思い、今回はマレーに集中するプレイで様子を見ました。結局、最終の4ターン目にシンガポールが陥落。ビルマは手付かずでした。得点計算すると、イギリスは目標ヘクス占拠の点が2倍になる短縮シナリオ特別ルールもあって、21点。日本は15点しかありませんでした。ですので、ショートシナリオと言えどもビルマへも進攻しないといけないことは確かなようです。
あと選択ルールで、援蒋ルートだけ使用しました。これは、毎ターン、連合軍は昆明へ補給を運び込んで消費しないと−1点、1ユニットだと0点、2ユニットだと+1点と言うルールです。ラングーンから揚陸してラシオまでビルマ鉄道、そこからは山越えのトラック輸送になります。基本ゲームでは、レド道路を完成させると、毎年1点と言う抽象的な扱いで、実際に補給を昆明まで運び込む方が雰囲気がありますね。このルールだと、ラングーン空襲の意義も判りますし、ラングーン陥落後にインドルートに切り替わるのも見えます。そうすると、なぜ日本軍がインパール作戦をやったのかと言う動機も見えます。
いずれにせよ、ビルマとマレーのバランスデザイン、援蒋ルート遮断のための北部進攻の動機などが見え、CBIシアター全体のグランドデザインをするゲームとしては良い感じです。
CRTの問題さえ解決したら、再挑戦しようと思います。グランドデザインゲームとしては、やはりキャンペーンをプレイする必要がありましょうか。
プレイ時間ですが、セットアップに1時間、1ターン目に1時間、残り3ターンに1時間の合計3時間でした。ですので、ショートシナリオは非常にプレイアブルだと思います。ただ、それだけでは本作の真髄は見えてこないでしょう。16ターンのキャンペーンだと6時間を越えるくらいでしょうか?
いずれにせよ日本軍は戦略を事前に考えて置くべきゲームだと思いました。