資源インフレ:食料編

先日も書いたが、資源高騰によるインフレというシナリオが現実味を増している。
石油と石炭のエネルギー編、鉄に白金にレアメタル各種の鉱物編が主力だと思っていたが、此処一週間の話題は食料サミットにマグロ休漁危機という食料編。
トウモロコシをバイオマス燃料にするため、南北アメリカでトウモロコシがバブルを呈しているのは、その方面では有名な話し。その皺寄せは購買力に劣る貧しい国家の貧しい層に回る。今回の食料サミットでは、食用穀物の燃料化について見直しを求める動きが相次いだ。アフリカに餓死する人たちがいるのに、ガソリンの代わりにするためにどんどんバイオマスプラントに放り込むのはおかしいというのは当然だろう。
マグロの方は実は現状でも漁業者は赤字なのだそうだ。そこに燃料高が追撃ちをかけてきての休漁危機。トウモロコシよりずっと贅沢品だと思うので値上げやむなしだと個人的には思う。どのくらい上がるのだろうか? 今の2倍くらいにはなるのだろうか?
(入院先にて)