グラントテイクスコマンド:バトルアバブクラウドをソロプレイする

bqsfgame2009-04-20

千葉会でのオータムオブグローリーが面白かったので、その拡張キットである「グラントテイクスコマンド」の「バトルアバブクラウド」をソロプレイしてみる。特別ルールを読んで、必要な拡張キットのユニットを切れば準備完了。この点が拡張キットの優れているところだろう。
北軍はチャタヌーガとノックスビルを占めている。南軍主力はチャタヌーガを見下ろすルックアウトマウンテンとミッショナリーリッジを占め、ロングストリートの部隊をノックスビル方面へと差し向けている。
で、勝利条件を確認してプレイしようとすると、どうもおかしい。
チャタヌーガとノックスビルの占拠の得点が大きいのだが、両者を北軍が占めた状態でゲームが開始される。つまり、北軍は大いにリードした状態からゲームを開始する。したがって、史実と異なり、北軍側から攻勢を開始する動機というのがまったくない‥(^_^;
結果として、勝敗にこだわったプレイをするなら北軍は防御を固めて守るだけになってしまう。そして、南軍が目標を選択して、どちらか一方に総攻撃を掛けるというゲームになるのだ。これは第三次チャタヌーガ戦のゲームとしては頓珍漢と言わざるを得ないだろう。
あまりにナンセンスなので、勝利条件は度外視することにして北軍が史実通りに先ずルックアウトマウンテンに攻撃を掛けるところからゲームを始めてみた。北軍はかなりの兵力があるのだが、なにせルックアウトマウンテンは地形防御効果があるので容易には陥落しない2ターンくらい掛けて2個軍団で本気で攻撃すると相手のダメージが限界に達して部隊が入れ替わることになる。そこで、もう一度同じことを繰り返して合計4ターンに渡って攻撃を続けると、南軍部隊がすべて疲弊してきて、どうにか陥落しそうになる。しかし、北軍のダメージも非常に大きく、大体50%増しくらいのダメージがあるので勝利得点的には損害が多い分だけリードがどんどん減っていく(つまり、最初から何もしない方が良い)ということになる。