新撰組始末記をソロプレイする

明日の対戦に備えて直前ソロプレイ。
勝利得点は、
1:市街の支配 1箇所=1点
2:遊里の支配 相手より多く支配している1箇所につき1点
が主要なものになる。
実はこの二つは書き方は違うが同じことで、勝利得点は両者の差額を累計していくので、2で言う「相手より多く支配している分」も、1の「1箇所1点」で計算して差額を計上するのも、結局は同じことになる。
言い替えれば
1:市街/遊里の支配 1箇所=1点
だけにして差額を計上すれば同じこと。なんでわざわざ複雑に記述してあるのか、意図が良く判らない。ゲームのデザイン途上の段階では、両者に差異があったのかも知れないが、結果は同じになってしまったのだろうか。
しかし、エリアの支配では両者のグループ数が極端に違わない限りにおいては、それほど決定的な差は付かない。
そこで、それ以外には、
3:地図上に勤王側の隠れ家があれば勤王側1点、佐幕側の御用改があれば佐幕側1点
4:御所参内、参内した人物の身分(1〜4点)
5:身分2〜3の敵人物を斬る1点
6:身分4の敵人物を斬る2点
となっている。
3は、勤王側の裏切り工作の必要条件として隠れ家が必要なこともあり、ゲームの大きな焦点となり続ける。出入りで2点ある訳だが、前述の通り重要度が高いので単純な目先の勝利得点以上の意義で毎回争われることになる。
3を争った上で問題になるのが4で、多くの場合は身分が高い(3〜4)人物で参内するので、得点的に差が付きやすいのは此処になる。しかし、参内するためには、御所近隣の6エリアの支配で多数派を形成する必要があり、結局のところ1の市街エリア支配と連動したエリア支配によって争われることになる。
と言うことで、英文レビューにも書いた通りなのだが、隠れ家を最重要エリア、御所周辺を次に重要なエリアとして、トータルエリア数を最大化するゲームという印象を受けた。
この中で隠れ家を何処にするかという選択肢が勤王側にあるので、勤王側は此処で戦略の意思決定権を握っている。
そしてもう一つ重要な作用として、隠れ家は勤王側の引き揚げ先としても機能するので、さらにその先のターンの移動の拠点としての重要性がある。
なるほど、少しゲームの綾が見えてきただろうか‥(^o^)