○トコトンやさしい電気回路の本を読む

bqsfgame2010-04-03

筆者は工学部出身だが、化学式や電気回路は苦手だ。
しかし、最近になって仕事が変わり、電気回路について一定の理解が必要となった。と言うことでにわか勉強している。トコトンやさしいシリーズは、旬の技術テーマをネタに次々と増殖を続けており、展示会の日刊工業新聞社ブースでも必ずと言って良いほど大量に展示即売している。
逆に言えば、それだけ需要のあるタイプの本なのだろう。急成長する技術分野、しかし専門家は不足しており、専門外の人が手掛けるケースが増えてしまう。そうすると独学で本で勉強したいというニーズが高まる‥というサイクルの中で成長しているのだろう。
内容的には、典型的な広く浅くで、面白そうなトピック中心に書いてあり、本質に触れているという印象はない。工学書としては、あまり良くないのではないかと思う‥(^_^; しかし、その分野の用語が一先ずわかるようになればいいというガイドラインで有用な範囲だろうか。