B級SFゲーム分科会の時代 その1

なかなかB級SFゲーム分科会に辿り着かないのだが、パソコン通信の時代から新しく「インターネット」と言う良く分からないものが舶来でやってきそうだということになったのが90年代後半の出来事だった。越田先生のようにコンピューター関係がご専門という方はともかくとして、当時はインターネットというのがどんなものか理解できなかった。パソコン通信なら、その会社のアクセスポイントに接続して、その会社のサーバー上にある様々なサービスを利用するので理解できる。ところが、インターネットと言うのは、どうやら接続サービスだけして、後は世界中のネットに繋がったものを閲覧するのだと言う。当時はなんのことやら全然理解できなかった。
理解できないものは避けたいのが人情だし、ニフティサーブのサービスで不満があったわけでもなく、そのままにして暮らしていた。
1999年の初めに、前述した当時交際していた人と別れて、それまで二人で共有していた時間が自分一人の都合で使えるようになった。それで、この難しそうな新技術に取り組む時間が忽然と浮いてきた。と言うことで、良く分からないなりに勉強して、黎明期のインターネット上に、自分の好きなもののサイトを立ち上げようと試みることにした。