ゲームジャーナル38号を入手する

bqsfgame2011-03-21

出遅れてしまいましたが、ちゃんと届いています。
今回は、賤ヶ岳戦役。折から、新・大河ドラマの「江」で賤ヶ岳の戦いが進んでいるところなので非常にタイムリー。
ただ、脇道にそれるが、「江」自体の評判は芳しくない。週刊新潮の電車吊り広告の見出しで酷評されていたが、個人的にはまったく同感である。既に歴史ドラマではなく、田渕久美子のファンタジーワールドになってしまっている。「篤姫」が良かったので期待していたが、脚本家として一流であっても原作者としては問題ありだったと言うところか。
ただし、ファンタジーであることは承知の上で見る分には、今まであまり日の当らなかった浅井長政明智光秀柴田勝家などに魅力的なキャラクター設定がされていて結構、面白いとも言える。まぁ、日本版「指輪物語」だと思って、原典の歴史とは離れてシナリオライターがエンターテイメントとして作っているのだと思えば良いのではないだろうか。ただ、KOS先生のNAW論争ではないが、「間違っていて面白い」ものは世間に誤解を布教してしまうリスクが高いので、そこは恐ろしいところではある。
ゲームの方は天正11年の2月から4月までの3ヶ月に渡って琵琶湖を囲んだ広いエリアを舞台に繰り広げられる。正に戦役級と呼ぶにふさわしい。こういうスケールで賤ヶ岳を描いたゲームは初めて見るので非常に興味深い。これは一度、プレイしてみたい作品だ。