S&T203号:クセノポンを入手する

bqsfgame2011-03-22

いわゆるシャルルマーニュシステムの作品。
このシリーズは、最初にプレイした「ベリサリウス」が面白かったので印象が良い。とは言え、「カーン」はガッカリな出来だったので、50/50だろうか。
今頃になって入手したのは、先日作ったギークリスト、「ミランダのゲームによる歴史」で見たら、本作がミランダ作品中で最古の時代を扱うゲームだということに気付いたからだ。
ちなみにBGGの評価を見ると、
7.04 ベリサリウス
6.41 クセノポン
5.53 カーン
と言うことは、出来栄えは中庸と言うところだろうか。
ちなみに、クセノポンは、彼のソクラテスの弟子で実践の人として知られているらしい。ペルシャ王位継承争いに傭兵として参加したが敵地の中で指揮官を失って取り残されてしまう。この状況から脱出して帰って来る話しが、「アナバシス」という書籍にまとめられている。本ゲームは、この敵中突破の道中を描くゲームである。
ベリサリウスもカーンも、圧倒的に優秀な指揮官が一方にいるシチュエーションだったが、此処ではクセノポンがその立場にあるのだろうか。
日本では馴染みの薄い古代史アイテムだが、一度はやってみたいものだと思っている。