バーニングブルーのルールを読む

日本語訳があるのでありがたく利用させていただいた。
なんとA4の二段組で47ページ。空戦ゲームはとかくルールが膨大になりがちだが、これもその例に漏れない。
大雑把な仕組としては、ルフトヴァフェは、チットによりランダムに空襲部隊と空襲目標を決定する。これをプロット用の地図に、何時に発進して、どのような経路で飛行して目標を爆撃して帰還するか計画する。
空襲部隊が英軍のレーダー網に掛かると、カードを利用した発見チェックを行う。発見されると、大雑把な規模が判明する。英軍はこれに対応して迎撃部隊を発進させ、その移動を地図上に目標マーカーを置いて計画する。
両軍の飛行隊は計画に従って移動していき、視認距離範囲に入ると再びカードを使用して視認チェックを行う。戦闘機は敵を視認すると攻撃する義務がある。護衛機は護衛している爆撃機が攻撃されるとリアクションチェックを行い、成功すると相手の戦闘機の攻撃をキャンセルして自分が敵戦闘機を攻撃できたりする。
勝利得点は、
+爆撃や機銃掃射による得点
RAF戦闘機の撃墜や地上破壊による得点
−ルフトヴァフェ航空機の損害
で計算する。
この結果をドイツ軍の空襲部隊を決めたランダムチットにより決まるノルマ得点と比較して勝敗を判定する。
大規模な空襲部隊をもらえば、それなりに大きな戦果を出す必要がある。
また、RAF側は上記のランダムチットで決まる適切な迎撃部隊規模を上回る迎撃部隊を出動させるとマイナス点が課される。他に、ルフトヴァフェの爆撃隊が、まったく迎撃機に応戦されずに爆撃目標に辿り着くと爆撃成果にボーナスが付くようになっている。
つまり、RAF側は必要な規模で迎撃して全部の空襲部隊に迎撃機をマッチングする必要がある一方で、過剰な出撃をするとマイナスになる。このため、ドイツ軍の空襲規模に対する適切な迎撃規模感が必要になるのだが、これは初見ではなかなかわからないような気がする‥(^_^;