水曜日の会:アンデスの深淵を対戦プレイする

久しぶりに水曜日の会に参加して、当方のリクエストでpmnjさんにアンデスの深淵を用意してもらいました。ありがとうございました‥m(_ _)mペコリ
残念ながら3人でのプレイとなってしまい、16:00から20:30までプレイしたにも関わらずプロパガンダカード3枚目までしか終わりませんでした。
ゲームについては既に随分いろいろな場所で紹介されています。新たに設定されたCOIN(counter insurgency)シリーズの第1作です。政府、種々の反政府勢力をマルチプレイヤーで競技するカードドリブン系のゲームになります。普通のカードドリブンと異なり、1枚のカードにアクションの優先順位が書かれており、優先順位順にアクションの行使を決定していき、2人がプレイするとそのカードは終了し、次のカードに移ります。アクションを行使すると、次回はアクション行使権がなくなります。本作は4勢力なので、1回アクションすると次回はお休みで2勢力ずつがアクションするようなイメージになります。ただし、次のカードが事前に見えていることから、次回是非アクションしたい場合には権利があってもパスすることができます。
アクションの行使には、カード指定のイベントをプレイする、勢力に固有のアクションをオプションを含めて実施する、限定的なアクションを実施するなどがあり、最初の権利者の選択により2人目の選択者の選択肢が限定されます。
こう書くと、概念が斬新で、非常にわかりにくく感じます。しかし、プレイエイドが充実していてルールを読むよりは実際にボード上でプレイしてみると、ずっと理解しやすく初見でもそんなに大変ではありません。
ゲームのメインの対立軸は、政府対左翼ゲリラです。これに右翼ゲリラと麻薬商人が加わって、全ての勢力は互いに対立関係にあると言う混沌とした状況をプレイします。できるアクションも異なれば、収入支出の構造も異なり、勝利条件も異なっています。それでも、一人しか勝利しないゲームになっているので、何をどう争っているのか他人ができること狙っていることも考えてプレイする必要があります。このため、プレイの敷居は、やはり相当に高いと言えるでしょう。
プレイ時間は、4時間半で終わらなかったので6時間コースくらいでしょう。概念が斬新でわかりにくく、しかも構造的に限りなく4人限定に近いゲームです。長時間ゲームを最後まで囲める4人を集めて、全員が敷居を越えないといけないので、卓を立てるのが非常に難しいゲームだと言う印象を持ちました。
プレイして良さそうなら買おうと思っていましたが、あまりに敷居が高いのでどうしようか躊躇しています。面白いけれども、卓が立つ条件を考えると自分でセットを保有している理由はないのかも知れません。
また、シリーズの続編が既にアナウンスされており、第3作にはブライアン・トレインも参画するアフガニスタン題材のディスタント・プレインが上がっているので、自分はそちらを買う使命を分担すれば良いのかなと思ったりしています。