コンバットコマンダー欧州シナリオ1を対戦プレイ

bqsfgame2008-01-20

TSさんがコンバットコマンダー欧州を買って対戦相手を探していると言うので、こちらも買ったものかどうしようか迷ってもいたので是非にとお願いして金曜の夜の新宿で対戦。他のゲームの準備もあって事前にこちらはルールを読む暇が取れず、TSさんにおんぶにだっこで申し訳なかった。
TSさんの方も初見ということもあって、このテのウォーゲームでは常だがルールの間違いが多く、参考プレイ程度という結果に終わってしまった。
評価については据え置くこととするが印象だけまとめて置きたい。
1:基本的にはマップのあるアップフロント、ただしユニット単位はスコードリーダーくらい。
2:カードは3スプリットになっていて、基本的な行動を支持するオーダー、それを装飾するアクション、豊富なランダムイベントを記述するイベントという構造。このほかにアップフロント的にダイスやランダムヘクス決定のためにもカードを使用するので、そういった情報も入っている。このあたりのカードでなんでもやろうというあたりが、アップフロント的な印象を与える部分か。
3:部隊は分隊、指揮官は独立したユニット、MGなどは別カウンター、このあたりがスコードリーダー的な印象を与える部分か。
4:カードプレイは、手札のサイズ、1手番に実施できるオーダー数、ノーアクションのときに実施できる捨札枚数などで規定されており、これもアップフロント的な印象を与える。
率直に言って、アップフロントという傑作があり、近年これだけカードドリブンが盛んな中にあって、なぜ今まで戦術級のカードドリブンなマップ併用のゲームが今まで出ていなかったのかむしろ不思議なくらいかも知れない。
内容の評価は据え置くが、少なくともルールブックの出来栄えはかなり悪く、実際にプレイするとさして難しくないゲームを、全体の視界が悪い説明や構成で敷居の高いものにしてしまっているように思えた。
プレイ自体はソビエト軍を持ってガシガシと前進して、位置に付いたら射撃して、後は後退するドイツ軍の尻を叩いてという感じ。各時期に必要なカードの種類が絞られていてアップフロントよりカード運用の妙味が薄いのではないかという不安を感じさせるが、正しいルールでいろいろなシナリオをプレイしてみないと判断は早計に過ぎるだろう。
近い内に別シナリオで再戦してみたいものだ。