大脱走を見る

BSプレミアムシネマでやっていました。なんと50年前の映画になってしまいました。
なんと言ってもバーンスタイン大脱走のマーチだと思うのですが、再見したら映画自体も面白くて感心してしまいました。50年前ですから、特撮を駆使したりはしていません。しかし、収容所から脱走しようとする面々のトンネル掘削作業だけでも見応えがあるのには驚きました。
配役ではマックイーンは見直してみると然程カッコ良くはなく、むしろアッテンボローや、偽造屋のプレザンスと調達屋のジム・ガーナーのコンビが印象的でした。ガーナーの吹替えがレプカ局長の家弓さんなのは意外でした。また、トンネル王なのに閉所恐怖症のチャールズ・ブロンソンも良い味を出しています。ヘンドリーに財布を盗られてあたふたするヴェルナーなどドイツ側にも人間味のある配役がされていたのも記憶にありませんでした。知っていることとは言え、機関銃虐殺の場面は心臓に悪かったです。名画だと思いました。