２００４年のＳＦゲームです。プレイアスマキシマスと言う聞きなれないメーカーの作品。
たぶん、ゲームギャラリーのＨＡＬさんに譲ってもらったのではないかと思います。
譲っていただけるということは、そんなに評価が高くないのかなと思い、死蔵していました。
ところが、最近になって２版ルールがネットに出ていることを知り、それでやってみることにしました。
初版での評価が低かったと思われること、２版が出たことなどから、どうも初版ルールは不明確な部分が多かったようです。
設定としては、銀河を舞台に安い惑星で商品を仕入れて、高い惑星で販売する銀河商人のゲームです。密輸人と言うタイトルになっている通り、非合法な商売も多々ありますが、基本的には価格差を利用して商売をする合法商売が主体です。
ターンシークエンスは、運命カードを引いて指示に従う、移動する、惑星に到着したら仕入、販売、船のアップグレードなどのいずれかを実施できます。
初めてプレイしましたが、イベントカードの運不運が非常に大きく、スキルを争うというよりは運不運を争うゲームでしょう。
ガジェットは非常に豊富で、ＳＦゲームとしてありそうなものは一通り揃っています。
プレイ感は比較的軽いのですが、プレイ時間は結構長くなります。短縮ルールのアイデアもいろいろあるのですが、ある程度、カードの引きが平均化される程度にはプレイしないと勝敗に納得感がないかも知れませんね。
特別に傑作とまでは言いませんが、出来は悪くありません。デザイナーがメーカーから版権を取り戻してネットで２版ルールを発表した気持ちは判ります。
画像は今日一番活躍したパイロットと、彼が利用した裏取引のオファーのイベントです。
