初戦が予想外に早期決着となったため、もう一度同じ陣営でやりなおすことにしました。
提督さん「ロシアはどうしたら良いんでしょう?」
筆者「もしかしたら、最初のナルヴァで全力抵抗するのが良いのでは? カール12世の部隊にダメージを与えられるとすれば、兵力が揃っている最初が可能性高いのでは?」
ということで、北方連盟の初手が2アクションだったことから、ロシア軍、サクソン軍の2スタックをナルヴァに投入して、大会戦です。
増援は2ラウンド目にならないと参加できないので、必然的にロシア軍の本隊は1ラウンド目を撤退せずに反撃します。スウェーデン軍も「王国の命運、この一戦にあり」状態ですから2ラウンド目も攻撃。結果として、ついに北方同盟の総力を挙げた反撃が成立。このダメージで、さしものスウェーデン軍も主力の2個軍に大きなダメージを受けました。
結論から言えば、このナルヴァ戦での主力2個軍へのダメージはゲーム展開を激変させるインパクトがありました。
主力部隊が損耗すると攻撃時の打撃力が下がるので、ロシア侵攻がままならなくなります。さらに、北方同盟の波状攻撃により、結局、カール12世ブロック自体が壊滅してしまいました。ロシアと異なり、スウェーデンのカール12世は不死身であるため、復活チェックになります。しかし、この日は復活チェックのダイスが非常に悪く、6以上、5以上、4以上、3以上、2以上のチェックを全て失敗して、オートマチック成功になるまで復活できませんでした。結局、6年余りに渡ってカール12世の不在が続き、スウェーデンはロシア戦線では積極的行動ができませんでした。
しかし、一方の北方同盟も度重なるポーランド内戦によるポーランド軍全滅(3回も起きました)により兵力が揃い切らず、カールこそいないものの主力をフィンランド湾に集結させているスウェーデンを攻撃するには至らず、長い膠着状態を迎えました。
途中、イベントの関係で両軍ともに何度か重大な危機(後述)を迎えましたが、相手方も総攻撃に出る自信がなくゲームは中盤戦へ。
中盤戦になって、北方同盟待望のデンマーク軍が参戦してきます。主力をほとんどフィンランド湾に集めているスウェーデン軍としては、対応のしようがありません。これは絶体絶命かと思われました。
しかし、デンマーク軍は、ホルステンゴットルプ領へ侵攻するも、肝心の攻囲戦にまさかの失敗をしてしまい敵地で損耗してしまいます。そんなことを繰り返したため、ようやくホルステンゴットルプ領を制圧するも、さらにハノーヴァー、ワイマールへと進む力を失ってしまいます。デンマークは、この3箇所を制圧すると4点なのですが、それが得られません。
一方、侵攻作戦に総力を挙げてしまったため、コペンハーゲン本土に守備隊がいません。これを見て取ったスウェーデン海軍は、コペンハーゲン沖にいるデンマーク艦隊に艦隊決戦を挑みます。デンマーク艦隊の能力が判らなかったので自信がなかったのですが、開けてみたらデンマーク艦隊はA2で優秀なのですね。スウェーデン艦隊より優秀で先制攻撃可能です。ところが、デンマーク艦隊は先制攻撃に失敗、結局3ラウンドの艦隊決戦は、まさかのデンマーク艦隊全滅で終わりました。
一方、スウェーデン側ではオスマン帝国が参戦。ポーランドの首都、クラクフを目指して進撃します。しかし、敵地を進んでいくと消耗していく(厳密には補充が受けられない)ので、フィンランド湾方面から転進してきたアウグスト2世の抵抗もあって、こちらも成果を挙げると言うような雲行きではありませんでした。
結局、1710年まで進んだ所で、時間切れ模様となりました。一応の判定としては、同時期に終了するシナリオ2の判定条件を流用すすると、スウェーデン軍が優勢と言う状況でした。
参考程度。