結局、5時間半ほどプレイして、11年くらいプレイできました。これで全体の半分ですので、本当に既定のターン数を終わらせるには10時間コースかなと思います。朝10時に始めて、夜8時か9時まで集中してプレイすれば、一日で終わるかどうかという感じです。
ただ、思ったのですが、ゲーム展開としては一通りのことは、今回のプレイで出揃ったように思います。互いの有力な増援国としてデンマークとオスマンが登場。後は、ウクライナ反乱が起きれば大体の顔ぶれは揃います。ウクライナ反乱は、ソビエトの補充能力に響くので大きいですが、今回のようにカール12世が不在になってしまうと、そんなに重大な影響は与えないように思います。
逆にスウェーデンがロシアに侵入すると、ハノーヴァーやプロシアが参戦する可能性が生まれますが、スウェーデンは一部領土を両国に割譲することで永久中立を獲得できるので、ロシア進入時に必要なら決断するのでしょう。そうすると、両国が実際に盤上で機動するようなことは、あまりなさそうな気もします。
このゲームでは、アクション数決定ダイスで6を出すと、イベント発生でノーアクションになります。この時に相手が2、3アクションを持っていると重大な危機になります。さらに、イベントの内容が疫病や、国外損耗で、自分だけが被害を受けたりすると、一気に敗勢になりかねません。これは、プレイヤーの研究や努力で回避できず、両軍ともにリスクを背負っています。これはどうなのかと思わないでもないのですが、膠着状態に陥った戦局が動くキッカケになるので、これによってエンターテイメント性が上がっている部分もあります。
全体として、戦闘であれイベントであれダイスの影響は非常に大きいゲームです。ダイスの運不運に左右されながら、その時、その時にベストと思う決断をしていき、20年に渡る長丁場を戦っていくゲームです。
非常に物語性が高くて、ストーリーテリングなゲームです。プレイしていて、かなり面白い作品であることは間違いありません。時にダイスの理不尽に怒りすら覚えるのですが、それも含めてドラマチックなゲームであると言えます。
機会を見つけて、またやってみたいと思いますが、取りあえずは「キャンペーンを一度やってみよう」と言う初期目的は達したので一区切りかなと思っています。
提督様、お疲れ様でした。