本誌のデザイナーによるプレイノートを読んだ上で、再挑戦してみました。
プレイノートは、要領よく書かれていて示唆に富んでいますので、大いに参考になりました。
特に個人的にポイントと思ったのは、
1:藩兵は基本的に烏合の衆であり、志士や隊士を攻撃する兵力としては頼めない。特に索敵能力がネック。しかし、エリアの支配権を判定するユニット数としては役に立ち、逆に志士や隊士からの攻撃には撃たれ強い。
2:長州藩兵は最初の決算まで動員できず2回目の決算まで移動できない(イベントを除く)ので、京都市街に登場するのは中盤以降。それまでは会津藩兵を倒す敵はいないに近い。一方で、長州藩兵が突入してくると、両者による軍事作戦のフェイズに移行し、それまでの志士や隊士による個人戦闘のフェイズとゲームの様相が劇的に変わる。
3:長州藩は、上記の藩兵の制約があるので勝つとすれば後半戦。前半戦は、尊王志士のサドンデスがゲームの狂言回しになっている。そして、それを阻止できるのは、会津藩ではなく新撰組である。
4:尊王志士、新鮮組とも、資金に難を抱えており、それをどうするかが腕の見せ所。長州藩、会津藩としては、前半戦に両者にどこまで資金援助して、どこまで活躍を許すかがプランニングの要点になりそう。
いろいろと判ってくると、面白いですね。
前後しましたが、今回のソロプレイでは2回目の決算前に、尊王志士が政治コマを置ききってサドンデス条件を確立。これに対して、長州藩は妨害するのではなく、それを利用して自分のサドンデス条件をオーヴァー達成して頭ハネしに行きました。結果として14(+2)VPで、長州藩が勝利しました。
長州藩の条件が達成されたのには、禁裏で尊王派の政治コマが大量に配置されたためです。この部分は、長州藩と尊王志士の利害が一致するので、阻止しにくい感じ。
会津藩は藩兵を送り込めば、支配は奪回できますが、支持を下げるのにはワンクッションいるので対応が間に合わず敗北しました。これは要注意ですね。
新撰組はユニット数不足で抵抗能力不足。やはり最序盤で人数を確保しておく必要があったかというのが反省点です。
また、やってみます。