黒革の手帳を見る

bqsfgame2017-11-18

今期いくつかドラマを見ている中で、最初に終了しました。
「武井版、黒革の手帳」として、今後も語られる作品になったと思います。
2005年の米倉版と、ストーリー的には非常に近い路線で書かれた脚本でした。あれが成功したと言う認識で踏襲したのでしょう。元子はルダンを手に入れますが、最後に逮捕されます。安島は、政治家として必要な裏はあるものの、元子に対しては誠実な存在として振る舞います。
米倉に比べて貫録はなかったものの、「お勉強させていただきます」という下手に出ているようで強かな決め台詞で、なかなかに魅力的で存在感のある新しい元子像が出来上がりました。
難点を挙げるなら、ライヴァルの波子役の仲里依紗が綺麗でないのはガッカリです。2005年版の釈由美子が良かったので悪目立ちました。
あとは、前クールの「貴族探偵」に続いて存在感を増した、このタイミングでできちゃった結婚と言うのはいただけませんでした。女優として大成しようと言う自覚がないのでしょうか? 事務所の管理も甘い気がします。
ネットで見掛けた意見で面白いと思ったのは、「燭台のママと対決して欲しかった」というのはナルホドと思いました。そういう番外編はあっても良い感じです。
最終回に元子が取り調べを受ける場面で、女性の取調官が見たことある感じなのですが誰だか判りませんでした。