千葉会:ブラッドオンオハイオを対戦プレイする

ついに対戦が実現しました。まぁまぁ早くに実現した部類でしょうか。
ただし、キャンペーンではなく第一次遠征隊のみのシナリオです。
ソロプレイの時のように遠征隊撤退にまでは至りませんでしたが、VPでインディアン側が上回って勝利しました。
第一次遠征隊のみのシナリオで植民者側が勝つのは至難の技ではないかと思います。
第一の理由として、戦術的にはインディアン側にのみ戦術値を持つリーダーがいる(しかも3人も)。
第二の理由として、ゲームが一年で終わってしまう。
と言うのが大きいかと思います。
植民者側の軍の方が額面攻撃力が高いのは間違いありません。
しかし、戦術値に勝る側は、戦闘に関わるダイスをいずれか1回だけ振り直せます。この効果が意外に大きいのです。結果として、ゲーム全体を通して植民者側がスカッと勝った戦闘は数えるほどでした。
これはインディアン側の指揮官が優秀だからと言うより、勝手知った土地で戦っていることを反映しているのかなと思いました。その意味では、遠征軍は多少相手をなめてかかって準備不足だったのでしょうね。
同様の影響として、インディアン側には補給ルールが無いのに、植民者側だけあります。その代わりに、プレイ中に前進拠点である要塞を建設できますし、ワゴンを随伴できます。もっとも、キャンペーンではなかったので要塞建設は発生しませんでしたが。
勝利得点のほとんどは、植民者のセトルメントの焼き打ちと、インディアンの村の焼き打ちによって獲得されます。
ZOCがなく戦線なき戦いであることも併せて、かなり独特のテイストのゲームです。
まぁ、「こういう戦争だったんだろうなぁ」と感じさせてくれる点は良く出来ていると思いますが、好みは分かれるでしょうかね。
第一次遠征で2時間くらいですから、三次に渡る全体をプレイすると丸一日だと思います。プレイバランス的に全体でどうなのかは判りません。一度はやってみたいと思いますので、挑戦者募集中です(笑)。