ポオ全集2を読む

図書館です。

少し前に天声人語で「赤き死の仮面」が話題になり家内が読みたいと言ったので、検索したら図書館にありました。

「赤き死の仮面」

10ページほどの小品ですが、非常に有名な作品です。あたかも実話であったかのように引用されることも多く、実話だと誤解している人もいるかと思います。

SF界では、セイバーヘーゲンの「赤方偏移の仮面」がオマージュとして有名です。

筆者の世代では、なんと言っても「タイガーマスク」に登場したレッドデスマスク

反則プロレスと言うより、シリアルキラーと呼んでいい存在でした。フィギュアでもアニメで印象的だった折れた机を杖兼凶器として使ってタイガーマスクを殺しに掛かる場面が再現されています。しかし、そこまでしてなおタイガーマスク抹殺に失敗して虎の穴の虎口で処刑されてしまいます。

もちろんモチーフは中世欧州を席巻した黒死病な訳です。

「アッシュア家の没落」

これも有名作品だそうです。昔の学友に会いに行くと、妹の死で失意の彼は別人のようになっています。

ウィリアム・ウィルソン

二重人格ものです。主人公がウィリアム・ウィルソンなのですが、昔の学友に同姓同名がいて、彼が自分のことを物真似するのが得意だったという所から始まります。