パリ13区を見る

 WOWOWです。
 オーディアール監督特集の今回の本命。
 2021年の新作。

 パリの中でも移民比率が高い多国籍な地域である13区を舞台に、ミレニアム世代の性愛を描くという作品。これは娘が起きている時には見られないくらい生々しい性交シーンの連続する作品でした。
 コールセンターに勤めるエミリー(リュシー・チャン)は、入院している祖母のマンションに住んでいますが高額の家賃を賄うためにルームメイトを募集します。これに応募してきた博士課程に再就学する黒人カミーユ(マキタ・サンバ)と簡単に一線を越しますが、愛情のない肉体関係だと判ると冷ややかな対応に豹変します。

 カミーユの経営する不動産会社に応募してきたノラ(ノエミー・メルラン)は、大学の講義中に人気風俗嬢のアンバー・スイートとそっくりだとして話題になり大学へ通うのを辞めてしまいます。そして、自らアンバーのアドレスにアクセスして、本物のアンバーと普通の友人になります。
 ノラが講義で一緒だった友人と学外で偶然に出会ってアッパーカット一発でKOするシーンはインパクトありました。

 エミリーもノラもなかなか魅力的なベッドシーンを演じていて、そういう面でもインパクトありました。