インディジョーンズ、運命のダイヤルを見る

 途中で家族旅行に行ったりしてずっと書き洩らしてしまいました。

 実際に見たのは17日。実家の母親の訪問診療に立ち会った後に横浜で見ようと思ったら、上大岡もブルク(みなとみらい)もレイトショーしかなくて適当な時間のものがなかったので、初めて平和島のサンシャインに行きました。平和島競艇の向かいのドンキの上です。

 シリーズの熱心なファンではないのですが、単体の映画として面白く見られました。以下、ネタバレを含みますので、未見の方はご注意ください。

 オープニングはソビエト軍の攻撃が迫る中、総統閣下が起死回生の奇策としてロンギヌスの槍を求めるシーンからです。ここでロンギヌスの槍を掠め取ろうとしたインディと、バジル・ショーが列車に乗ってアクションします。ちょっと「マトリックス・レザレクションズ」を彷彿とさせました。

 このロンギヌスの槍は偽物だったのですが、バジルがアルキメデスが作った運命のダイヤルの半分を見つけます。

 さて、アポロ計画の月着陸が成功する時代へと場面転換し、インディは大学で講義をしているのですが、そこにバジルの娘のヘレナが登場します。

 彼女はアルキメデスのダイヤルを二つそろえて完全な状態にすることを研究のテーマとして掲げ、インディに協力を求めます。

 ところが、ナチスの残党であるロケット科学者のフォラー博士が同じ目的で暗躍しており両者による争奪戦となります。

 かくて、モロッコエーゲ海、スペインと移動しての大活劇となります。

 モロッコでのカーチェイスシーンは、「ジュラシックワールド・新たなる支配者」のマルタでのカーチェイス(恐竜を含む)を彷彿とさせました。

 フォラー博士はアルキメデスのダイヤルは時空を支配することができ、これにより大戦末期のドイツに戻り、総統を暗殺してドイツの敗北した歴史を書き直すことを目指していることが判ります。

 そのため、ダイヤルを所定の位置にセットしたのですが、インディーは、アルキメデスの時代には判っていなかったプレートテクトニクスの問題があるので、目標位置には出られないぞと警告します。その言葉通りに、彼らはなんとアルキメデスがローマ軍に包囲されているシラクサ包囲戦へと登場します。

 シラクサ包囲戦に火を吐くドラゴンが現れたというのは、彼らが乗ったドイツ爆撃機(複数の矛盾する特徴があり機種不詳)のことだったのです。

 そして、インディーは、まさかのアルキメデス本人との対面を果たします。そして、彼はこの時代に残ると言い出します。「そんなことをしたら歴史が変わってしまうわ!」と警告するヘレナ、それに対してインディーはまさかの「Is it so bad ?(それがそんなに悪いことか?)」と反発。すると、ヘレナは渾身の右ストレートでインディーを気絶させてしまいます。

 場面が変わって、どうやら無事に現代に戻ってきたらしいインディー。

 と言ったような内容でした。

 個人的にはドイツ爆撃機が出てきて(バトルオブブリテンファン)、シラクサ包囲戦が出てきて(古代戦ファン)、もう最高でした。

 フィービー・ウォーラー=ブリッジって、綺麗な人ですね。脚本家から、最近はTVドラマシリーズのプロデューサーもされているそうで、天は二物を与えるの実例みたいな人ですね。