新宿野戦病院⑨を見る

 ずっと楽しく見ています。
 第9話に、佐津川と駒井蓮が出てきたので、少しコメントしておきます。
 まごころ病院の取材にアメリカのTV局が入ります。魔都新宿の救急医療最前線を取材しようというのです。ところが、こんな日に限って、いつもは続けてやってくる急患の搬送がありません。これでは絵にならないということで、院長がカンファレンスをやろうと言い出します。
 各自の当直時の夜間外来患者について情報共有しようというのです。
 最初が、小児科医の横山。
 先週木曜の夜に腹痛の男子を連れてきた母親の話しです。この母親が佐津川愛美。横山が少年の腕をめくると打撲痕が。横山は、すわDVかと疑います。腹痛自体は急性胃腸炎と診断してしまいます。
 すると、母親は診察室のおかしな雰囲気を察知して警戒します。

 早々に診察を切り上げて、自分で投薬指示を白木に出して早くしろと激高します。元ナースだというのです。

 この親子は後日やって来て、別の病院でちゃんと診断してもらったら盲腸だったと抗議。明らかな誤診だと訴え、また腕の痣は自転車で転倒した時のもので診断書もあると抗議します。すわ医療訴訟かとびびる横山。

 しかし、堀井が「横山先生は虫垂炎かもとコメントしました」と。診察室の裏手で慌ててカルテにつじつまを合わせる記入をする村木。村木も出てきて、「そうです、先生は言いました」と口裏を合わせます。
 二人が帰った後に、泌尿器科の馬場が「思い出した」と言います。佐津川は前の病院で、院長の甥の点滴誤指示を発見したのだが、病院側は医師の責任を認めず全て看護師の責任にして幕引きを図り、結果、逮捕され解雇されたというのです。なので、病院と言う組織を目の敵にしているという。

 その翌日の当直だった亨は、携帯の充電ケーブルで首吊りを試みて失敗して運び込まれた駒井蓮の話しをします。彼女のメンタルケアのため話しを聞いてやったというのですが、その場にいたマユちゃんは、「聞いてるようで聞いてない」

 と鋭い指摘をします。
最後は逆に駒井蓮に「がんばらなくちゃ」と励まされる亨(苦笑)。