家族だから愛したのじゃなくて、愛したのが家族だったを見る

 「グレースの履歴」枠の録画予約で録れたので見ました。

 変なテイストのファミリードラマです。

 最初はダウン症の弟が、コンビニでジュースを買ってきたのに、「お金の支払いができないはずなので、「すわ万引きか」と店にお詫びしに行く」エピソードからです。主人公の女子高生、七実は高校では三軍ヒエラルキーにいて、「ダウンの弟がいる可哀そうな家の子」というポジションです。演じる河合優実が非常に良い感じに変なテンションで演じています。「転がるビー玉」に出ていたそうなのですが記憶にありません。

 その友人の「マルチ」は、母親がマルチ商法に洗脳されていて、なんとクラスメイトの他所の家にマルチ勧誘をしているという三軍少女。演じるのは、「鎌倉殿の十三人」で泰時の妻を演じて落ち着いた演技を見せていた福地桃子です。全然別人のようで驚きましたが、こちらもなかなかに味のある女子高生です。

 主人公の母親が坂井真紀なのですが、「ダブルキッチン」では女子高生(当時の実年齢は22才)だった彼女も、女子高生のいる母親役(現在は53才)に。月日は流れたものです。

その母親が突然倒れてしまい、ダウンの弟が姉に急を告げ救急車で三人で病院へ。なんと大動脈剥離という命に係わる緊急事態。医師の説明を聞いて家族代理同意に署名する七実