対決を見る

 NHKのプレミアムドラマ。

 ご贔屓の松本若菜が主演。対決する相手が鈴木保奈美というゴジラ対メカゴジラみたいなキャスティング。
 医大の女子一律減点疑惑を追う記者が松本。その取材対象の医大でマスコミ対策を主管する常務理事が鈴木です。
 ラムネモンキーで活躍した濱尾ノリタカが松本の後輩で登場。逆に松本を煙たがる先輩に山中崇。
 松本の娘が医学部志望の女子高生(豊嶋花)。鈴木を慕う大学事務の若手女性に大原櫻子。
 松本が取材していくと、現場の医師からは現実問題として結婚、産休、育休と、使いものになるようになった時期に次々に休む女医比率が増えたら医療現場は回らないと、おなじ女性の医師でさえ言うのが衝撃的です。でもまぁ、現場的にはとても理解できる主張だと思って小生も聞きました。
 小生の勤務先でも、近年は女性エンジニア比率が上がりましたが、同じようなことはあります。一人休むだけならなんとかなります。しかし、同じ職場で複数休まれると、やはり穴が開いてしまいます。特に中期的な大きなテーマだと、短期の派遣エンジニアでは補えないので、「休まないで欲しい」というのは現場の切なる願いです。そうすると、「旦那さんの方に育休は取ってもらえないの?」とか、言いたくもなる訳です。
 まぁ、これからはそういう風になって産休も育休も女性ばかりが取る物ではなくなっていくのでしょうけれどもね。今がいちばん踏ん張り時なのかも知れません。
 劇中で「今の受験生が虐げられているのは、私たちの世代が戦わなかったからなの」と松本が言うのですが、これは重い問い掛けです。でも、そうなんですよね。松本の世代から戦っていたら、今頃はもっと男性の育休取得率が上がって女性原因の穴って目立たなかったかも知れませんね。まあ、後知恵ですが‥。