ダウンタウンの前哨任務編隊

承前

「ヒアゼアアンドエヴリフェア」の前哨任務編隊は、原則としてジャミング任務1編隊+CAP任務2編隊から成ります。

CAPは爆撃任務本隊の直衛です。ファントム2か、スターファイターのいずれかが与えられます。これはミグと空戦するのが仕事ですから、使い方は想像通りです。

問題はジャミング任務。本シナリオでは、EB-66が与えられます。

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ジャミングは航空戦が電子戦化した時に新たに登場した技術で、ジャミング任務機はそれを主要任務として飛行します。

本ゲームでは、防御ジャミングとスタンドオフジャミングがあります。防御ジャミングは、自身が敵のSAMやファイアーカンに捕捉される時に、その成功率を下げる機能です。前述した直衛機であるファントム2にも備わっています。

後者のスタンドオフジャミングは、周辺の味方機が敵のSAMやファイアーカンに捕捉されにくくする機能を持っています。まぁ、敵のSAMやファイアーカンの周辺を飛んでいれば良いのですが、敵レーダーが味方機(主として爆撃機)を捕捉しようとレーダー照射する時に、そのレーダーアーク内にいると特に効果が増します。

ですので、直衛機同様、爆撃機に同行して飛行するのが効果的なように考えられます。ここらへん、まだフルコンポーネントシナリオをやったことがないので、想像で書いています。

ダウンタウンのルールを読む

今月の千葉会のお題は、「ダウンタウンへ行こう♬」です。

今回は、ついに普通のシナリオをプレイしたいと考えています。

「普通のシナリオ」と言うのが、実は他のシナリオ形式のゲームと違って、意外にハードルが高いのです。

本作では、普通のシナリオは特定の地形、特定のオーダー、特定のセットアップを使いません。戦争のある時期の典型的なミッションをモデル化したシナリオジェネレーターみたいなものなのです。

シナリオ1:ヒアゼアアンドエヴリフェアは、1965年7月をモデル化しています。この時期の米軍の爆撃目標のリストからランダムに目標が選ばれます。米軍の編成は、爆撃本隊の他に、前哨任務編隊、成果観察編隊から成っており、最大で総数11編隊にもなります。

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爆撃本隊が何をするかは見当が付くと思うのですが、前哨任務編隊が何をするかのイメージが掴みにくいので少し説明します。

[つづく]

南部の貴婦人

J:COMのWWEのロウとスマックダウンのダイジェストをしばらく前から見ています。

いちばん気になるのが、南部の貴婦人、ことレイシー・エヴァンスです。

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そうか、南部の貴婦人って、NYでは悪役なのですね(笑)。

濃い目の化粧、赤のコスチューム、何より帽子が‥(^o^)

技のレパートリーが広がってくると使えるようになるのかなと思いますが、目下のフィニッシャーは右ストレート。これを「woman's right」と呼ぶのですが、まぁ「女性の権利」のパロディですね。

いろいろな意味で女性差別社会に対するアイロニーを含んだ設定で、そうした部分で遅れている南部に対する北部の優越意識も垣間見えます。

上層部にプッシュされているようなので、近い将来に戴冠しそうですが、どういうストーリーで王座に付くか楽しみです。

劇場版コードブルーを見る

WOWOWです。

やはり、とても良くできていると思いました。

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エンディングが秀逸で、サプライズで病院の中庭でウェディング。その終り間際に、第2のサプライズとして、田所先生からのハガキ。結婚する二人だけでなく、他の元フェローたちにもハガキが来ていることが順に読み上げられます。

ここまでででお腹一杯な感じもありますが、スタッフロールで白石と横峰が撮影したお祝いメッセージビデオが流れてクライマックスとなります。

映画館では気付かなかったのですが、藍沢のメッセージは二つに分かれていてエンディングでは冴島向けの部分だけ流れます。藤川向けの部分は、藍沢が意識不明の時に、藤川が一人で見ていました。

ところで、結婚式会場になった中庭が北総病院にはなかったような気がして、ネットで調べると北里病院との情報もあり、そうか全部北総病院ではないのかと納得しました。

☆奇術師を読む

クリストファー・プリースト世界幻想文学大賞作品。

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文庫出版が2004年ですので、その時に読んだと思いますから15年ぶりでしょうか。

再読のキッカケは、「グレーテストショーマン」を見て、映画「プレステージ」を思い出したから。そこから、まず原作を再読しようという思考回路の流れです。

改めて読んでみて、非常に難解な構築物だと思いました。

視点人物の取り方から奇術的な趣向が凝らされていて、意図的に判りにくく書かれています。視点人物が、どこまで本当のことを書いてくれているかが、まず疑わしいのです。

基本的には同時代に活躍した二人の一流奇術師が、それぞれ独自に開発した「人体瞬間移動」の種を探り合う話しです。

そして、両者の長年に渡る確執。

両者の間で寝返る女性アシスタント。

二人の奇術師を取材する編集者。

さらに、当代の有名人物であるテスラ博士。

何と言うか、本当に複雑精緻な構造物を創り上げたものです。

プリーストは、寡作ではあるものの少なからぬ傑作をものにしています。しかし、その中でも本書が最高傑作だと改めて感じました。他には、「逆転世界」、「スペースマシン」を、個人的には高く評価しています。

処女長編の「伝授者」は、良く判らなかったのですが、一度、再読してみたいなぁと思っています。一拍置いたら、取り組んでみようかと思います。

スラウェシ島、ヤシの実を使うタコを見る

www.nhk.or.jp

「タコの心身問題」を読んで懸案としていた昔の「ワイルドライフ」です。

2015年5月放送ですから、丸4年前。良くHDDの片隅に残っていたものです。

 

25分くらいが、件のココナッツオクトパスです。その後が、ミミックオクトパス。

収録地であるレンベ海峡は、海の砂漠とも言われる透明度の高い砂地です。隠れる場所も少なく、生態系弱者には厳しい環境です。

そんな中でココナッツオクトパスは人間が捨てる半割のヤシの実を携帯して非常用シェルターとして使って暮らしています。もう一方のミミックオクトパスはいろいろな危険動物に変身して身を守っています。

道具を使うにしても、変身するにしても、高い知性を感じさせることは間違いありません。その一方で、「タコの心身問題」に指摘があった通り、タコは寿命が短く、後天的な学習を次世代へ継承するには不利でもあり、こうした能力がどのようにして獲得されたかは、非常に不思議を感じさせます。

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ゲリラチェッカーをソロプレイする

ゲリラチェッカーを早速ソロプレイしてみました。

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久しぶりにプレイしてみましたが、なかなか先が読めません。特にCOIN側が駒を取る時のムーヴが強烈で、時には10個以上の駒を連続して取れたりします。

で、問題なのは取り終わった時にどこで止まり、そこから最短距離のどこにゲリラ駒が残るかです。

ゲリラ側は数があるので、多少の駒を取られても見返りがあればOKと言うのが基本思想です。

今回やってみて思ったのですが、実はCOIN側も同じではないかと思い始めました。6個の駒があり、一つも取られてはいけないと思うと困ってしまいます。実は敵の駒を一定程度取って盤面にスペースを作ってプレイ時間を引き延ばせれば、何個か犠牲にしても良いのです。結果としてゲリラ側の時間切れになれば勝てる訳です。ただ、どのくらいが犠牲にして良い相場かが判らない‥(^_^;