ステファン・ドーラのゲーム

ギークを改めて引いて見るとプレイしたことがあるゲームは6つ。
マラケシュ:6.97
ロッコのマーケットのゲーム。合格点のゲームだと思うが、ジャンボの「シティ」を置き換える傑作を期待していたので正直を言うと少しガッカリしたのが当時の印象。期待過剰だったかも知れない。
●イントリーゲ:6.94
草場亭の正月ゲームでこれを遊ばせてもらったのはもう7−8年も前だろうか。非常に濃い顔ぶれでプレイして重厚な展開だった。プレイタイム60分などというのはとんでもない話しでその倍以上は悠に掛かっただろう。当時、草場亭ではノーマークの存在だったわたしが僅差で勝ちを拾った。このときの重厚な印象が強く残っていて気安くはプレイできないゲームという印象が強い。ただ、ドーラのデザインの中では一番歴史に残りそうな気がする。
●トンガボンガ:6.79
マラケシュから1号線で行こうまでは評価としては団子状態。このくらいの合格点ゲームを割りとコンスタントに出せるデザイナーというのがドーラの評価なのだろう。
●1号線で行こう:6.74
初期のメビウス便で、わたし自身が翻訳を手がけたゲーム。プラレールが子供時代に大好きだった身には嬉しい作品だった。ゲーム内容的にはシンプルにして線路引きの楽しさが十分に入っている内容。その過不足のなさはライバルの多いこのジャンルの中でも佳作と言って良いと思う。個人的にはドーラ作品で一番好き。
●ラッツィア:6.37
大勢で気軽に遊べるのでゲーム会などでは良くプレイされていたが、個人的にはあまり良いゲームだと思わない。「貴族の務め」と同じで、要は大勢でやる複雑なじゃんけんなのだと思う。
●ユカタ:6.16
ギーク評価が低めだが妥当な線だと思う。ドーラ作品で日本に入ってきているものはどれも言葉を厳しくして非難するほど悪いものはなくいずれもそれなり。ただ、その中ではこれはドライで下の方になる。