なんと、あのジョー・ミランダの傑作古代戦シリーズ、アンシェントウォーズの拡張キットが今になってボックスゲーム仕様でエクスカリバーから。
「トラヤン」がその斬新な切口で話題になったのは、１９９１年のことだから実に１３年も前のことになる。現代の世界地図から見ると大幅に歪んだ、当時の世界観ベースのマップ。チットの応酬でゲーム展開が大きく激動するイベントに翻弄されるシステム。古代戦の当事者の視点ベースのデザインは、わたし自身が思っていた「木を見るのではなく森を見たデザインのシミュレーションゲームが欲しい」という思いに近いもので痛く感動したものだった。
しかし、思いとは裏腹に「ローマンシビルウォー」、「カエサルインガリア」、「ゲルマニア」と、いつも入手するたびにプレイしなくてはと思いながら今に至るまで最初のトラヤンしかプレイしないまま来てしまった。今回シリーズ全体を改めてまとめたルールブックが付き、４作揃った状態で可能になった新たなシナリオ群が用意されて、改めて「やりたいなぁ」という思いを新たにしてシナリオブックをパラパラとめくっているのだが、本当にプレイすることができるかどうか‥(^_^；
懸念はあるものの、それでもとても嬉しい大好きなデザイナーの大好きなシリーズの新機軸展開なのである‥(^o^)
