18FLをソロプレイ

bqsfgame2007-02-01

18FLを少しだけソロプレイしてみた。
ルールを読む範囲では初心者向けにシビアな戦術の余地を削った1830と思ったのだが、実際のプレイ感としてはかなり違和感があった。
特に強く感じたのは、
1)企業は先ず5株券企業としてフローとさせ、後に10株券企業に増資できる‥というところ。
2)列車は1回に同じ車種は1両しか買えないというところ。
この2つによってゲームは相当にマイルドになっている。
会社は半分の投資規模でフローティングができ、後に資金が必要になってくる時期に増資がなされる。結果として会社は非常に順調に成長しやすい。このときに5株券会社では社長株2株+1株でフローティングでき、しかもそのときにはオーナーは60%の株を握っていることになるので、極めて1プレイヤーの所有会社的な感覚に近い。増資する時にタイミングを誤って乗っ取られない限りは自発的に放棄しない限りはそのまま社長でいられるだろう。
次に同じ車種を1両ずつしか買えないことで、急に車両を買い占められて予想より早くフェイズが変わって苦境に陥るというリスクが少なくなった。このため展開が凄くマイルドになった印象を受ける。
結果として、自分の会社を持ったら、それをのんびりと育てるゲームになっている気がする。18シリーズの妙味にプレイヤーは投資家であり、会社はプレイヤーとは別の投資対象でしかないという二重構造の資本主義のメカニズムを体感できる(痛感できる)という部分があると思う。その部分が薄まってしまっている気がする。
さらに、
3)タイル配置で黄色なら2枚(それ以外は1枚)置けるというところ。
4)あとは地形的には確かにフロリダ半島は妙味が薄い‥(^_^;
と言うのが相俟っている。
淡々と自社を発展させる単純な鉄道ゲームに近いとすると、線路引きの妙味があって欲しいのだが、細長い地形の都合で綾が薄いような気がする。それを補うために黄色を2枚置けるようにして、長い単独の線路はスピーディーに引けるようにしているのだが‥。
とまれ一度対戦してみないと、思わぬ作戦もあるかも知れないので対戦してみてからまたコメントしたい。