レインボーマン

放送は昭和47〜48年。
「あのくたらさんみゃくさんぼだい」という経文で変身し、日月火水木金土に相当する七つの化身を持つという非常にオリエンタルテイストの強いヒーローだった。
なによりそれまでの変身ヒーロー物と一線を画していたのは、敵の死ね死ね団の攻撃が、麻薬を展開して社会を蝕むキャッツアイ作戦、偽札を展開し経済を破壊するM作戦という社会性の強い攻撃方法で、エピソードが何週にも渡って連続して解決されていくということだろう。それまでの1週〜2周でエピソードが完結する読み切りスタイルとは大きく異なっており、正直言って小学生には難しくもあった。
それでいながら死ね死ね団の歌は今でも忘れられず、そのボスであるミスターKの風貌は印象深い。オリジナリティという意味では極めてインパクトのある作品だった。