SGC例会:ティンナーズトレイルを対戦プレイする

と言うことでトントン拍子に実戦投入ということになった。最近、新作のユーロゲームでこんなスムースに対戦プレイまで漕ぎ着けたことはほとんどないんじゃなかろうか。
実際にプレイした印象として、悪くはないと思うのだが、4人で対戦すると結局のところ鉱山の状況が設定されていない不確定価値の土地がオークションに出てくることが分かって驚いた。この不確定価値のものをどう評価するのかが難しく、また買ってしまったら後はダイスの運次第になってしまうというのがイライラさせる部分だという気がした。
序盤でリードしたのだが、この不確定価値のオークションが出てきて困惑。これがもし凄く良い土地だと、序盤で苦労して気付いたリードが濡れ手で粟で持っていかれてしまう。仕方がないので落札したのだが、この土地の価値がダイスを振ったところ異常に低くて、結局、逆の意味でリードを失ってしまって敗北した。
非常に良いゲームだと思うのだが、プレイヤーの人数が多いと上記の不確定価値の土地のオークションが重要な鍵を握ってしまい、決定的なところは運頼みになってしまうことが多いかも知れない。
最近にしては見通しが良すぎるシステムのマネージメントゲームなだけに、この運の要素を否定してしまうと、ゲーム経験があって目利きができる人に初見者が勝てないゲームになってしまうので、止むを得ないのかも知れない。
プレイ時間が短いので、「なぁーんだ結局はダイスゲームか」という結論でも一応は許容できると思うのだが、マネージメントゲームに期待する方向性とは違和感があったかも知れない。