ティンナーズトレイルをソロプレイする

bqsfgame2009-02-22

早速だが、ルールの分量も少なく、システムも平易で読みやすいのでソロプレイしてみることにした。
非常に「見通しの良いゲーム」になっていて好感が持てる。
ゲームの基本的なメカニクスは、鉱業を通じてお金を稼ぐこと。具体的には、採掘権を競り落とし、コストダウンを実施しながら採掘を進め、掘り出した鉱石を売却することで稼ぐ。
売却は、毎ターン、そのターンに採掘したものが自動的に相場で売却されてしまう。プレイヤーは、1ターンに10時間ポイントまでのアクションを実施できるが、その多くは採掘活動とコストダウン活動に費やされることになる。
ゲームが全体で4ターンしかないので、新しい採掘権が終了までにキャッシュを生むかどうか、コストダウンが生む収益改善が費やす時間にペイアウトするかどうかなどを判断する必要がある。
しかし、何をすると具体的にどのくらいの効果があるかが明確に理解されているゲームで、不確実なのは採掘権のオークションくらいしかない。このため、非常に明晰にゲームの終了までの「効果推定」ができるところが最近のユーロゲームには少ない見通しの良さを感じさせる。
逆に言えば、それ故に「物の価値の見通し」がちゃんと立つので、それを考えてプレイする人が強く、テキトーにプレイする人には向かないかも知れない。