少し間が空きましたが久しぶりに見ました。生放送。
自分は2008年にドクターヘリのメッカ、日本医大北総病院に入院しました。ちょうど、コードブルー:ドクターヘリのロケが来ていた直後の時期でした。
そんなこともあって、なんとなくドクターヘリには親しみがあります。入院中は時々、ドクターヘリが飛んでいくのが窓から見えたものです。
なので見ていましたが、この回のドクターヘリは、救命救急ではなく、新生児医療が中心です。
鹿児島はドクターヘリの配備が遅れた県で、そのために助けられる子供も助けられずに悔いを残したそうです。
そうした都会なら助かる命を助けられない命の格差を打破するために、鹿児島大学病院の救命救急と新生児内科が連携した取り組み。
そしてクライマックスは2016年の熊本地震です。
熊本の基幹病院である熊本市立病院は震度7の直下型地震で倒壊し、新生児ケアルームでは担当の看護師が一人一人新生児を抱いて保護し余震を乗り切ったそうです。そんな中、超早産で自発呼吸もまだできないゆきちゃんを鹿児島までヘリで搬送します。この時に市立病院から搬送した新生児の数、実に37人。鹿児島のドクターヘリも鹿児島と熊本を2往復、さらに福岡と2往復、ヘリが飛べなくなる日没直前にようやく鹿児島へ戻ったそうです。
そこへ、切迫早産の話しが飛びこんできて、もう飛べなくなる30分前と言うのに、もう一度飛ぶかどうか話し合います。
鹿児島チームの生みの親である茨の薫陶は「迷ったら、やれ」だったそうで、医師、看護師、パイロット、メンテナンスの全員の総意で飛びます。