SGC例会:チョコレート工場を対戦プレイ

ノイラントが協議終了になった夕方からのスタートとなってしまい、このゲームも4ヶ月分しかプレイすることができず、別の意味で消化不良気味で終わってしまった。
とは言え、このゲームのメカニクスのもたらす悩みは満喫することができ、それなりに楽しく時間を過ごせたので有意義だったと思う。
今回は最初のターンに、無競争販売を成立させた二人と、その他の二人で差が着いてしまったのがまず痛かった。さらに、この差を利用してトッププレイヤーが原料価格を吊り上げ続け、結果としてプレイヤーが続々借金転落する展開に。最後は原料価格を吊り上げる当人も借金転落し、借金がより少ない人が一応の勝利者になりそうな展開となってしまった。この状況になると大型投資で打開しようとしても、そのために発生する借金利息が大きくなりすぎて上手く浮上できそうになく、そんな状況もあって時間切れ協議終了自体はそれはそれで良いかという感じ。
印象としては、無競争成約をさせてはいけないということを理解した状態で最初のターンからやり直してみると、また評価は変わるかなという気がした。
あとは古いゲームなので致し方ないのだが、イベントカードも契約カードも枚数が少ない気がするし、プレイエイドなども自作して充実させた方がプレイしやすいかなという気がした。
AHの「ビジネスストラテジー」と近いゲームかと思ったが、確かにゲームシステムは似ている部分が多いのだが、プレイ印象はかなり違う。先進国の工業と、発展途上国のチョコレート産業の違いを、そのままテイストの差として持っているというところだろうか。良い意味でも悪い意味でもラテンな乗りのマネージメントゲームという印象を受けた。とりわけ今日の展開はそうだったと思う。陽気に借金して事業を続ける4人の能天気社長たちという感じだったろうか。