千葉会:ドラゴンハントを対戦プレイする

bqsfgame2017-01-24

AHの後期のファンタジーマルチ。同時期に発売になった「ウィザーズクエスト」や「アメーバウォー」が佳作だったこともあって、当時でも話題に上ることは少なかった。
30年ぶりくらいにプレイしたが、感想としては30年に一回で良さそうな感じ。
最大の問題は、時間が掛かり過ぎることだろう。
ゲームは全員が各自の王国を持っており、悪の龍ブリムストーンを最初に退治することを目指す。
前半戦はブリムストーンに3ダメージを与えて魔剣を手に入れることを目指す。攻撃するにはヒーロー(+5)の単独攻撃か、騎兵(+2)、歩兵(+1)の包囲攻撃の二つがある。攻撃する戦力をダイス修正として、ドラゴン攻撃表で解決する。15以上になると自動的にダメージを与えられる。しかし、龍が険しい火山の上にいることもあり、包囲攻撃はなかなか成立しない。特に包囲のポジション取りで人間同士が争い始めると、この傾向は悪化していく。なので、ヒーローの単独攻撃が主流だが、そうすると2ダイスで10以上を出す必要があり、結局、運試し。それをたくさん振ると、その内に成功すると言う感じ。
後半戦は手に入れた魔剣を使ってブリムストーンと一騎討ちする。
このサブシステムは面白くて、龍は部位1から5を持っており、1ダイス振ってまだ機能している部位の目か6を出すとヒーローに1ヒット。ヒーローは1ダイス振って、まだ機能している部位を出すと、その部位を機能停止させられる。で、5部位すべてを機能停止させるか、ヒーローのヒットポイントが尽きるまで戦う。
ヒーローのヒットポイントは、デフォルトの5に加えて、魔剣の効果となっている。
頭で考えてもすぐ判るが、最初はお互いに良く当たる。ところが進んでいくと、お互いに当りにくくなるので、割とぐでぐでに。残り1カ所とかになると、その目を出せるかどうか祈って振るようになる。
今回のプレイでは、MCさんがなぜか筆者の帝国領土を攻撃してくるので応戦せざるを得なくなり、帝国紛争に。その間にMitsuさんが先行して魔剣を入手。3度に渡ってドラゴンと戦い、二度目、三度目には、あと1カ所まで迫るも敗退。
筆者は遅れて二番目に魔剣を入手。ついにドラゴンと一騎討ちに持ち込み、ダイス目が良く初戦でブリムストーン撃破を果たして逆転勝利した。
MCさんは帝国の版図を広げたが、そういうことが目的のゲームではないので敗退。
余談だが、本ゲームにはドラゴン以外のワンダリングモンスターが多種登場し、気合の入ったカラーイラストカウンターになっている。しかし、あまり重要な役回りでなく、そこらへんも少し残念な感じがする。
後続のユーロ系のファンタジーゲーム(たとえばルーンバウンド)などの、プレイ時間やストーリー展開の盛り上がりを考えた作りと比較すると、今になってプレイする価値があるかどうかは考えてしまう出来栄えではある。次はないでしょうかね‥(^_^;?