この上半期は、あまり非ウォーゲームをやらなかった半年だと言う気がする。
昨年大病したこともあって、「本当に自分のやりたいゲームを優先してやろう」と思った結果がこれなので、結局のところ自分はウォーゲームよりの人間なのだと思う。
1:ライフオンマース
非ウォーゲームでは、なんと言ってもコレに尽きるだろう。結局、ゲームマーケットでの発売が見送られたことは、世界のゲームシーンにとって喪失だったと思う。
2:ザ・グレート・スペースレース
カードプロット式のレースゲームの中でベストと呼べるものがようやくにして登場したように思う。ロボラリーは内容がそれほど良くない割に拡張キットが次々と出て煽られたのだが、こちらの方がずっと良い作品だと思う。でも、こういうのが売れないのは悲しいものだ。結局、ゲームが売れるかどうかは、メーカーの営業力と、デザイナーのネームブランドと、広告宣伝力の問題であって、内容ではないのだろうか?
3:ティンナーズトレイル
これはワレスの作品の中でも見通しの良い比較的プレイしやすい佳作だと思う。ワレス作品は、とかく初見者には無理な意思決定を要求する作品が多いと思うのだが、これは珍しく許容範囲内にある作品だと思う。
4:ホリデイAG
大昔にFGAMEで草場師匠が誉めていたのを読んでからずっとプレイしたかったのが、ようやくにして叶った。抜群に面白いという切れ味があるわけでもないのだが、当時らしい誰にでも遊べて、悩ましい意思決定も含まれているまとまりの良い佳作だと思う。こういう作品に近年はめっきり出会えなくなったようで、そのあたりユーロゲームのマニアック化の波を感じさせられる。